高齢者にとって、健康を維持するために適度な運動は必要です。
高齢になると意欲が低下したり、動くことが億劫になってしまいがちですが、運動不足から筋力の低下が起こってしまうと転倒しやすくなって怪我をしやすくなる場合もあります。そうなると、早い段階で介護が必要になってしまう場合もあります。
適度な運動を行うことは、身体機能の維持、向上だけではなく気持ちをリフレッシュさせる役割もあり、ストレス解消やうつ病の予防などメンタルの安定にも役立ちます。また、血流も良くなり老化予防や食欲増進などの効果も期待できます。
高齢者に人気の運動はウォーキングや水泳、筋力トレーニングなどです。各運動の効果がこちらの関連サイトに載っているので、興味があれば読んでみてください。
一人ではなかなか続けられないという人は家族や友人を誘って継続する方法も有効です。
また、運動が苦手という人は、普段の生活に手軽な運動を取り入れるのも良いでしょう。例えば、買い物に行くのに少し遠いスーパーまで歩いて行ってみる、エスカレーターを使わず階段を使う、テレビを観ながらストレッチや筋力トレーニングを行う、掃除をいつもより念入りにしていみるなど、少し意識を変えるだけでも運動に繋げることができます。
ただし、高齢者の運動にはリスクもつきものです。張り切って急に無理な運動を行うと逆に足腰を痛めてしまったり、心臓に負担をかけてしまう場合もあります。そのため、最初は緩い運動から始めて慣れと共に強化していくことが必要です。
また、体調が優れない時は無理せずしっかり休むことも必要です。